ポーランドの通貨:ズロチを買って、EUの通貨:ユーロを売れば、スワップポイントを稼ぐことができます。
この方法は、“比較的”安全にコツコツと稼げますので、堅実派の人にオススメの取引方法です。馴染みの薄い慣れない取引方法なので、このページでやり方を説明しました。
”比較的”安全に稼げる理由は?
この方法は通貨ごとで違うスワップポイントの差を利用しています。
通貨を買った時のリスク
スワップポイントは通貨ごとに違います。たくさんもらえる通貨もあれば、少ししかもらえない通貨もあります。(スワップポイントがマイナスになると支払い)
スワップポイントをたくさんもらえる通貨を買っていれば、スワップポイントはたくさん稼げます。
ただ、その通貨の価値自体が下落し続けたら含み損がどんどん膨らんでいくので、いくらスワップポイントをたくさんもらえても稼ぐことができません。
通貨を買っている時のリスクはその通貨自体の下落です。
”売り”ポジションを持てば、下落リスクは無くなる
通貨が下落した時に利益を出すには”売り”のポジションを保有することです。
同じ通貨で”買い”ポジションと”売り”ポジションを同数保有していれば、通貨が下落したとしても、”買い”ポジションは含み損となりますが、”売り”ポジションは含み益となるため、損益は完全に相殺されます。
ただ、それではなんの意味もありません。”買い”ポジションでスワップポイントがもらえても、”売り”ポジションでスワップポイントを支払う必要があり、スワップポイントも相殺されるためです。
ズロチのスワップポイントはユーロよりも多い
ズロチとユーロは近隣国ということもあるせいか、”ほぼ”同じ値動きをしています。
通貨の値動きが”ほぼ”同じということは、ズロチの買いポジションとユーロの売りポジションを保有していれば、通貨の価値が下落した時の損益も”ほぼ”相殺されゼロに近づきます。
そして、この取引の最大のポイントはズロチのスワップポイントはユーロのスワップポイントよりも多いということなんです。
ズロチのスワップポイントの方が多くて、トータル損益がほぼゼロということは、スワップポイントだけが毎日溜まっていくことになります。
このようにしてこの取引は成り立っています。大きく稼ぐことはできませんが、コツコツ毎日稼ぐことができます。ちょっとセコい方法ではありますが立派な投資法です。
全体としては以下のようなイメージです。
取引できる証券会社
ポーランドズロチを取り扱っている証券会社は少ないです。
わたしが利用する證券会社の中では、みんなのFX・LIGHTFX・FXプライムbyGMO・サクソバンク証券が取り扱っています。
2020年1月時点でみんなのFX、LIGHTFXの場合、ズロチ/円の買いスワップは+10円、ユーロ/円の売りスワップは+8円となっており、売り・買い両方ともスワップポイントがもらえるお得な状態です。
みんなのFX、LIGHTFXのどちらかを利用するのがオススメです。
取引する通貨と量
取引する通貨は、ズロチ/円(PLN/JPY)とユーロ/円(EUR/JPY)です。
ズロチ/円は買い、ユーロ/円は売りです。
2020年1月31日時点で、1ズロチは28.00円、1ユーロは120.21円となっております。1ズロチと1ユーロの価値が違っておりますので、取引量を調整して同程度にする必要があります。
120.21÷28.00=4.293≒4.3となりますので、4.3ズロチ買ったら1ユーロと同じ価値になります。
(28.00円×4.3=120.4円。1ユーロの120.21円とほぼ同じとなる。)
わたしは、ユーロを1万通貨売り、ズロチを4.3万通貨を買っています。
通貨ペア | 取引種別 | 取引量 |
ユーロ/円 | 売り | 1万通貨 |
ズロチ/円 | 買い | 4.3万通貨(ユーロのほぼ4.3倍) |
現時点でのスワップポイントで計算すると、1日あたり51円のスワップポイントが得られ、年間で約18,615円となります。
必要な資金は?
口座へは25万円を入金していますので年間利回りは7.4%です。(18,615÷250,000)
銀行預金の利息は0.01%くらいなので、かなりお得です。
とはいうもののこれに大きな額を投資するのは勇気がいりますので、数ヶ月に1回のペースで、25万円ずつ取引開始していこうかなと思っています。
現在の取引内容
通貨ペア | 数量 | 売買 | 開始時期 |
PLN/JPY | 43,000 | 買い | 2019/10/22 |
EUR/JPY | 10,000 | 売り |