わたしは、SPYDもQQQも両方とも持っています。
SPYDはコロナ暴落前に買っていて、QQQは暴落後から買い始めましたので、現時点で、SPYDはマイナス、QQQはプラスの状態です。
この結果だけで考えると、SPYDからQQQに乗り換えようかなと思ってましたが、改めて、この2つのETFを比較してみると、SPYDも保有し続ければ、そのうち復活しそうだなと思えてきました。
投資対象のセクター
QQQ(インベスコQQQ 信託シリーズ1)は、ナスダック100指数に連動しています。
2020年6月14日時点では、情報技術や通信サービスなどのテクノロジー系が大半を占めています。
コロナウィルスの流行により、店舗や会社などリアルなものは敬遠されつつあり、ネット販売、リモートワークなどバーチャルな世界に移行されつつあります。そのため、情報技術・通信サービス系は強く、株価もどんどん上がっています。
対して、SPYD(SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF)は、高配当銘柄を選定したETFです。
こちらは、不動産、金融、エネルギーなど、コロナ後、需要の低そうなものばかりです。
不動産は、店舗閉鎖で借り手がいない。金融は金利低下で利益も剥落。工場もフル稼働していないので、エネルギー需要も低そう。
現時点で、QQQの調子が良くて、SPYDの調子が悪いのは当然でした。これがわかっただけでもなんだか安心です。
SPYDの構成銘柄
SPYDは現在66銘柄で構成されています。
1位はギリアドサイエンシズです。コロナの治療薬開発の期待で上がりましたので比率も上がったんですね。
その他の構成銘柄を見てみてもアッヴィやファイザーなどのヘルスケア関連。ゼネラルミルズ、クラフトハインツ、ケロッグなどの生活必需品。ベライゾンやAT&Tなどの通信関連等々。有名どころも並んでいます。
リスクの高そうなところに投資して、高い配当金を得ているわけでもなさそうなので、長期保有しても良さそうな気がします。
SPYDは売らずに放置。むしろ少し買う。
結論、SPYDは持ってても、そんなに害はなさそうだったんで、売らずに放置しておこうと思います。
コロナ後の急速な株価回復の中、戻りきっていない数少ないETFだなとさえ感じてきましたので、ちょっとずつ買って行こうかなと思います。
現時点で29ドルなので、暴落前水準の38ドルに戻りさえすれば、30%増加です。それで配当利回り5%近くあるのはかなり嬉しいです。気長に投資することにします。