アメリカのETFはたくさんありますが、どれを買うのが安心なのかよくわかりません。そんな時は、主要企業を集めたSP500指数に連動するETFを買えば安心です。
SP500指数は日本で言うところの日経平均みたいなものです。個別株の動きはよくわからないけど、その国全体に投資したいなぁって時におすすめです。
ただ、SP500指数に連動するETFはいくつかありまして、わたしが知ってるのだけでも4つあります。どれもSP500指数に連動しているので値動きは同じです。一体何が違うんでしょう?
比較するETF
ティッカー | ETF名称 | 運用会社 |
VOO | バンガード・S&P500 ETF | バンガード |
IVV | iシェアーズ・コア S&P500ETF | ブラックロック |
SPY | SPDR S&P 500 ETF | ステートストリート |
SPLG | SPDRR ポートフォリオ S&P 500 ETF | ステートストリート |
(調査日:2020年3月14日)
純資産額
それぞれのETFにどれだけの額が投資されているかを表す純資産額。SPYが最も高いです。SPYは歴史が最も古く1993年に設立されているからでしょうね。
ティッカー | ETF名称 | 純資産額 |
VOO | バンガード・S&P500 ETF | 約1,400億ドル |
IVV | iシェアーズ・コア S&P500ETF | 約2,000億ドル |
SPY | SPDR S&P 500 ETF | 約2,800億ドル |
SPLG | SPDRR ポートフォリオ S&P 500 ETF | 約4億ドル |
経費率
運用会社に徴収される手数料です。低ければ低いほど、投資家にとっては嬉しいです。
ティッカー | ETF名称 | 経費率 |
VOO | バンガード・S&P500 ETF | 0.03% |
IVV | iシェアーズ・コア S&P500ETF | 0.04% |
SPY | SPDR S&P 500 ETF | 0.09% |
SPLG | SPDRR ポートフォリオ S&P 500 ETF | 0.03% |
最低購入単価(1株の値段)
アメリカ株・ETFは、1株単位で購入できます。VOO、IVV、SPYは日本円にして約3万円は最低でも必要です。投資資金に余裕があるひとは、構いませんが、数千円から投資したい人にとっては買いにくいです。
その点を加味するとSPLGは、約4千円位で買えますので、気軽に投資できます。
ティッカー | ETF名称 | 値段(ドル) |
VOO | バンガード・S&P500 ETF | 約280ドル |
IVV | iシェアーズ・コア S&P500ETF | 約300ドル |
SPY | SPDR S&P 500 ETF | 約300ドル |
SPLG | SPDRR ポートフォリオ S&P 500 ETF | 約35ドル |
トータルリターン(過去10年)
手数料を加味した年間リターン割合です。SPLGが最も高いですね。おそらく経費率が安いことと最低投資金額が小さいので、ギリギリまで投資できて資金効率が良いのではないかなと思います。
ティッカー | ETF名称 | リターン(年間) |
VOO | バンガード・S&P500 ETF | 12.71% |
IVV | iシェアーズ・コア S&P500ETF | 12.70% |
SPY | SPDR S&P 500 ETF | 12.67% |
SPLG | SPDRR ポートフォリオ S&P 500 ETF | 12.78% |
わたしが購入しているETF
わたしが購入しているETFは、VOO(バンガード・S&P500 ETF)です。純資産額がそれなりの規模で、経費率が安いことが理由です。月に10万円位ずつ、定期購入しています。毎月自動で購入する設定にしています。
ただ、投資資金が少ない人にとっては、SPLGでも良いと思います。なんと言っても数千円単位から買えますので、少ない資金で効率良く投資できます。