人気の投資信託に「楽天・全米株式インデックス・ファンド」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」があります。
この2つは何が違うんでしょう???
そしてどっちを買えばいいんでしょう???
2つの違いをわたしなりに考えて「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を定期購入することに決めました。
主な違いは、投資対象会社数!
まずは、主な違いです。
大きな違いは、アメリカの上場企業全てに投資しているのか、主要企業500社に絞って投資しているのかの違いくらいです。
それ以外の項目は、ほぼ変わりません。
商品名 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
国 | アメリカ | アメリカ |
投資対象企業 | アメリカ上場企業のほぼ全て | アメリカの主要企業500社 (SP500指数) |
会社数 | 約3500社 | 500社 |
手数料率 | 年間0.132% | 年間0.0968% |
対応するアメリカETF | VTI | VOO,IVV,SPY,SPLGなど SP500連動ETF |
過去10年リターン (2020/3月調査) |
年間12.49% | 年間12.61% |
ETF情報元:モーニングスター
投資先TOP10、セクター構成もほぼ同じ!
投資先TOP10の比較
投資先企業のTOP10は順位が少し違うくらいで、企業自体は同じです。
「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は3500社の企業に分散投資してるので、上位TOPの占める比率は小さいです。
言い換えると、
『アメリカ主要企業の投資比率を上げたいのか、新興企業にも分散したいのか』
ということです。
ここがどちらの投資信託を選ぶのかのポイントかなと思います。
セクター構成の比較
投資先をセクターごとで比較してみました。似たような比率になってます。セクター(業種)ごとでの違いは無さそうです。
違いは投資対象の分散度合いだけ!
結局のところ、この2つの投資信託の違いは「アメリカのほぼ全ての上場企業に投資しているのか?」「主要企業に絞って投資しているか?」だけです。
『アメリカ主要企業の投資比率を上げたいのか、新興企業にも分散したいのか』の違い。
リターンは同じ12%位なので儲けは変わりません。どっちが安心できるかがカギ。
主要企業500社の方が安心感がある。
わたしは、主要企業の方が安心感があるので「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を定期購入しています。
アメリカ内の競争の末、主要な500社に選ばれる企業たちですから、素晴らしい企業の集まりなんだと思っています。また定期的に入れ替えもありますので、ダメな企業は自動的にSP500から外れていくのも良いところ。
あと、全米3500社になると、何をやってるかよくわからない新興企業も含まれるので、若干リスクは高まります。
という理由で、わたしは主要企業500社で分散する「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を購入することに決めました。
(調査は2020年3月14日時点で調査しています。)