SPY(SPDR S&P 500 ETF)は、アメリカSP500指数に連動したアメリカのETFです。
SP500に連動したETFはたくさんありますが、その中でSPYは最も純資産額が多いです。約28兆円もありVOOの倍くらいです。それ以外の違いは特に無いです。
ETF名称
SPY(SPDR S&P 500 ETF)
ETFの概要
SP500指数に連動した値動きを行います。
価格の動き(2020年4月4日時点)
過去10年においては、基本的には右肩上がりです。
2020年3月は、75ヶ月移動平均線を下回る時期もありましたが、その後回復しているようです。
今後のことはわかりませんが、たとえコロナショックで株価が下落していったとしても、10〜20年の長期スパンで見れば、アメリカの代表的な企業が集まったSP500構成銘柄が下落し続けることはないのかなと思います。
情報元:SBI証券
純資産額
279,446(百万米ドル) → 1米ドル100円換算で約28兆円
構成銘柄数
500
構成銘柄のTOP10
アップル・マイクロソフト・アマゾン・アルファベット(グーグル)・フェイスブックなど有名な顔ぶれが並んでいます。SP500に選ばれる銘柄なので、会社自体は問題ないでしょう。
順位 | 会社名 | 比率 |
1 | マイクロスソフト | 5.1% |
2 | アップル | 5.0% |
3 | アマゾン | 3.4% |
4 | フェイスブック | 1.9% |
5 | バークシャーハザウェイ | 1.7% |
6 | アルファベット(クラスC) | 1.6% |
7 | アルファベット(クラスA) | 1.6% |
8 | ジョンソンエンドジョンソン | 1.6% |
9 | JPモルガン | 1.3% |
10 | ビザ | 1.3% |
情報元:バンガード(2020年3月14日調査)
セクターごとの比率
テクノロジーが約21%と最大。その後、金融サービス、ヘルスケアに続いていきます。SP500採用銘柄はもともと安定した企業を元に選定され、セクター配分されていると思うので安心しています。
セクター | 比率 |
素材 | 2.2% |
消費(景気循環) | 9.7% |
金融サービス | 15.0% |
不動産 | 3.2% |
消費(ディフェンシブ) | 7.6% |
ヘルスケア | 14.2% |
公益 | 3.6% |
通信サービス | 10.5% |
エネルギー | 3.5% |
工業 | 9.3% |
テクノロジー | 21.1% |
情報元:ステートストリート(2020年3月14日調査)
標準偏差・リターン・シャープレシオの比較
過去10年で、他の主要ETFと標準偏差・シャープレシオ・トータルリターン(配当再投資前提、基準価格・外貨ベース)を比較しました。
IVV、VOOなどSP500指数に連動するETFはどれも安定的です。高いリターンと低めの標準偏差ですので、比較的安心して積立投資できます。
ただし、暴落する時は暴落しますので、その覚悟だけは必要です。
分類 | ETF | 標準偏差 | シャープレシオ | リターン |
アメリカ全体 | VTI | 13.11 | 0.92 | 12.5% |
全世界 | VT | 13.49 | 0.62 | 8.4% |
SP500 | VOO | 12.71 | 0.95 | 12.6% |
IVV | 12.70 | 0.95 | 12.6% | |
SPY● | 12.67 | 0.95 | 12.5% | |
SPLG | 12.78 | 0.95 | 12.6% | |
ハイテク | QQQ | 14.95 | 1.13 | 17.7% |
VGT | 15.86 | 1.06 | 17.5% | |
生活必需品 | VDC | 10.82 | 0.96 | 10.9% |
XLP | 10.99 | 0.94 | 10.9% | |
高配当 | VYM | 11.68 | 0.94 | 11.5% |
DVY | 11.22 | 0.97 | 11.4% | |
SDY | 11.58 | 0.95 | 11.5% | |
VIG | 11.64 | 0.96 | 11.7% |
情報元:モーニングスター(2020年3月14日調査)