2021年2月末ごろ、アメリカの金利上昇に伴い、テクノロジー関連株が下落し始めています。
3月もそれなりに下落すると思いますが、過去の経験則で考えると、ひと段落すれば上昇に転じます。
ナスダック指数の過去チャートを見ても、暴落後はちゃんと復活していますね。
せっかく下落するのであれば、株価が安くなってるうちに買っておきたいです。
そんな時に最大限のパフォーマンスを発揮できるETFがTECL(Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF)です。
わたしは、3月に大暴落が起きることに備えて、買い注文だけ入れておこうと思います。
(2021年2月27日時点の情報を掲載しています)
TECLとは?
TECLとは、テクノロジー・セレクト・セクター指数の日々の値動きの3倍になるように設計された指数です。
テクノロジー・セレクト・セクター指数は、S&P500指数の中から、コンピュータ・周辺機器、ソフトウェア、通信機器、半導体・半導体製造装置、情報技術サービス、電子装置・機器・部品の業種に属する企業から構成されています。
アメリカのテクノロジー指数の代表といった感じです。
もし、その指数自体を購入したい場合は、XLK(テクノロジー・セレクト・セクター SPDR® ファンド)を買えば大丈夫です。
TECLは、XLKの3倍の値動きになるように設計されてます。その分経費率も高く1%近いです。配当金もほぼありません。
年間経費率/配当利回り
年間経費率 | 配当利回り |
0.95 % | 0.04 % |
経費率は、ほぼ1%で、配当利回りはゼロに等しいです。
TECLを買う場合は、値上がりを期待して購入するので、経費や利回りは我慢するしかないですね。
価格の推移
2月は500ドル近くまで上がりましたが、月末にかけて下落しました。3月以降も下落し続けそうな感じもします。
過去の経験則からいくと、大暴落が起きたら、中期の移動平均線:180ドル位を目途に反転しそうです。買うなら180ドルかな・・・。
(2021年3月6日追記 株価が10分の1に分割されましたので、買う目安は18ドルです。)
組み入れ銘柄
組み入れ銘柄数は76銘柄。上位の組み入れ銘柄は、アップル・マイクロソフト・ビザなど有名どころが並んでいます。
組み入れられている企業自体は、信用できる会社ばかりですので、本質的には安心して購入できるETFです。
組み入れ 銘柄全数 |
上位10銘柄の 保有比率合計 |
76 | 67.73 % |
TECLの上位10銘柄
順位 | 会社名 | 比率 |
1 | Apple | 24.27 % |
2 | Microsoft | 19.24 % |
3 | Visa | 4.24 % |
4 | Nvidia | 3.70 % |
5 | Mastercard | 3.59 % |
6 | PayPal | 3.14 % |
7 | Adobe | 2.75 % |
8 | Intel | 2.34 % |
9 | Salesforce.com | 2.33 % |
10 | Cisco | 2.16 % |
どれくらいをターゲットに買う?
過去の経験則から考えると、大暴落が起きたら、中期の移動平均線:180ドル位を目途に反転しそうです。わたしは、
◎180ドルで買い注文を入れておいて、そこまで下がったらラッキー!
◎180ドルまで下がらずに反転すれば、それはそれでOK!
という気楽な感じで行きたいと思います。かなり下のほうに買い注文を入れておけば、下落時も気分的には楽になりますね。
(2021年3月6日追記 株価が10分の1に分割されましたので、買う目安は18ドルです。)
(半導体に投資するならSMHがおすすめ!5年で株価6倍の高収益ETF)