VDC(米国生活必需品セクターETF)は、生活必需品に関連した企業を集めたアメリカETFです。
過去10年間、生活必需品セクターは安定しており、価格変動は少なかったです。その代わりリターンはそれほど高くありませんでした。安定志向の人にとっては最適なETFだと思います。
(このページは、2020年3月14日時点で調査した情報を元に掲載しています。)
ETF名称
VDC(米国生活必需品セクターETF)
ETFの概要
MSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックスに連動した値動きを行います。
価格の動き(2020年3月20日時点)
過去10年においては、基本的には右肩上がりです。
2020年2月は、75ヶ月移動平均線を下回っています。いくらコロナショックと言えども、生活必需品を削ることはできないので、生活必需品セクターが回復することに関しては、間違いないと思います。
情報元:SBI証券
純資産額
5,346(百万米ドル) → 1米ドル100円換算で約5千億円
構成銘柄数
93
構成銘柄のTOP10
生活必需品だけあってスーパーやドラッグストアでよく見かけるメーカーが並んでます。ここらあたりの企業が無くなることは考えずらいので、今後も安定的に成長はしていくでしょう。
ただ、高い成長は望めないので、安定的に少しづつ増やしていくような感じになるのではないかと思います。
順位 | 会社名 | 比率 |
1 | プロクター&ギャンプル | 14.7% |
2 | コカコーラ | 11.0% |
3 | ペプシコ | 9.3% |
4 | ウォルマート | 7.6% |
5 | コストコ | 4.4% |
6 | フィリップモリス | 4.3% |
7 | モンデリーズ | 4.3% |
8 | アルトリア | 4.0% |
9 | コルゲート・パルモリブ | 3.0% |
10 | キンバリークラーク | 2.5% |
情報元:バンガード(2020年3月14日調査)
セクターごとの比率
生活必需品に特化したETFですので、消費(ディフェンシブ)が97%に集中しています。
セクター | 比率 |
素材 | 0.2% |
消費(景気循環) | 0.2% |
金融サービス | 0.0% |
不動産 | 0.0% |
消費(ディフェンシブ) | 97.2% |
ヘルスケア | 2.3% |
公益 | 0.0% |
通信サービス | 0.0% |
エネルギー | 0.0% |
工業 | 0.2% |
テクノロジー | 0.0% |
情報元:モーニングスター(2020年3月14日調査)
標準偏差・リターン・シャープレシオの比較
過去10年で、他の主要ETFと標準偏差・シャープレシオ・トータルリターン(配当再投資前提、基準価格・外貨ベース)を比較しました。
株価のばらつきを表す標準偏差は他のETFに比べれば低い為、株価に悩まされることは少なさそうです。ただリターンも少ないので、利益よりも安心感を求めたい人におすすめのETFだと思います。
分類 | ETF | 標準偏差 | シャープレシオ | リターン |
アメリカ全体 | VTI | 13.11 | 0.92 | 12.5% |
全世界 | VT | 13.49 | 0.62 | 8.4% |
SP500 | VOO | 12.71 | 0.95 | 12.6% |
IVV | 12.70 | 0.95 | 12.6% | |
SPY | 12.67 | 0.95 | 12.5% | |
SPLG | 12.78 | 0.95 | 12.6% | |
ハイテク | QQQ | 14.95 | 1.13 | 17.7% |
VGT | 15.86 | 1.06 | 17.5% | |
生活必需品 | VDC● | 10.82 | 0.96 | 10.9% |
XLP | 10.99 | 0.94 | 10.9% | |
高配当 | VYM | 11.68 | 0.94 | 11.5% |
DVY | 11.22 | 0.97 | 11.4% | |
SDY | 11.58 | 0.95 | 11.5% | |
VIG | 11.64 | 0.96 | 11.7% |
情報元:モーニングスター(2020年3月14日調査)