ETF

【VTI】アメリカ全体3,000社以上に分散しているETF

VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)は、アメリカの3,666社に分散投資を行なっているETFです。

VOOなどSP500はアメリカの主要500企業に投資、VTIは新興企業なども含めたアメリカ全体に投資しています。

どちらもリターン的にはほぼ同じですので、どちらが持ってて安心かと思えるかの好みの問題なのかもしれません。ただ、標準偏差はVTIの方が大きいので過去10年で見ると価格のばらつきは大きかったようです。銘柄数多く分散しているのにばらつきは大きいというのは、考え方が難しいところですね・・・。

(このページは、2020年3月14日時点で調査した情報を元に掲載しています。)

 

ETF名称

VTI:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF

 

ETFの概要

CRSP USトータル・マーケット・インデックスのパフォーマンスに連動しています。

 

価格の動き(2020年3月20日時点)

過去10年においては、基本的には右肩上狩りでしたが、直近ではコロナショック等の影響により暴落しています。

アメリカ全体の景気をどう見るか次第ですが、これまでのセオリー通りでいけば回復していくはずなので、買い時だと思います。あくまで5年・10年とかの長期スパンですが。

情報元:SBI証券

 

純資産額

139,228(百万米ドル) → 1米ドル100円換算で約14兆円

 

構成銘柄数

3,666

 

指数を構成している銘柄TOP10

よく見る顔ぶれの企業ばかりです。ただ構成銘柄数も多い為、TOP10においても比率は抑えめの数値になっています。

順位 会社名 比率
1 マイクロソフト 4.1%
2 アップル 3.9%
3 アマゾン 2.7%
4 フェイスブック 1.5%
5 アルファベット 1.4%
6 バークシャーハザウェイ 1.3%
7 アルファベット クラスC 1.3%
8 JPモルガン 1.2%
9 ジョンソン&ジョンソン 1.2%
10 ビザ 1.1%

情報元:バンガード(2020年3月14日調査)

 

セクターごとの比率

テクノロジー、金融サービス、ヘルスケアが多めになっています。

セクター 比率
素材 2.3%
消費(景気循環) 10.0%
金融サービス 15.6%
不動産 4.4%
消費(ディフェンシブ) 6.8%
ヘルスケア 13.9%
公益 3.4%
通信サービス 9.6%
エネルギー 3.6%
工業 10.1%
テクノロジー 20.2%

情報元:モーニングスター(2020年3月14日調査)

 

標準偏差・リターン・シャープレシオの比較

過去10年で、他の主要ETFと標準偏差・シャープレシオ・トータルリターン(配当再投資前提、基準価格・外貨ベース)を比較しました。

VTIは、どの数値も中間的な存在なので、あまり偏ったことをしたくない人にとっては最適だと思います。わたしも何を買えばいいのかわからない時は、とりあえずVTI買うことにしています。

ただ、価格のばらつきを表す標準偏差は、SP500に連動するETFよりも高めですので、ずっと安定した価格で推移しているということはなく、他の銘柄が下落する時は、VTIも同じく下落することは、覚悟しておいた方がいいですね。

分類 ETF 標準偏差 シャープレシオ リターン
アメリカ全体 VTI● 13.11 0.92 12.5%
全世界 VT 13.49 0.62 8.4%
SP500 VOO 12.71 0.95 12.6%
IVV 12.70 0.95 12.6%
SPY 12.67 0.95 12.5%
SPLG 12.78 0.95 12.6%
ハイテク QQQ 14.95 1.13 17.7%
VGT 15.86 1.06 17.5%
生活必需品 VDC 10.82 0.96 10.9%
XLP 10.99 0.94 10.9%
高配当 VYM 11.68 0.94 11.5%
DVY 11.22 0.97 11.4%
SDY 11.58 0.95 11.5%
VIG 11.64 0.96 11.7%

情報元:モーニングスター(2020年3月14日調査)