VGT(米国情報技術セクターETF)は、情報技術やテクノロジー企業を集めたアメリカのETFです。
情報技術関連企業は、過去10年間年率:17%のリターンを誇っています。今後10年間で考えても情報技術が衰退することはないので、今後も期待できるETFです。
ETF名称
VGT:米国情報技術セクターETF
ETFの概要
MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックスに連動した値動きを行います。
価格の動き(2020年4月4日時点)
過去10年においては、基本的には右肩上がりですが、コロナショックの影響で25ヶ月移動平均線を下回っています。
コロナショックではリモートワークが進んでいくので、情報技術セクターはいち早く回復すると思います。株価も25ヶ月移動平均線くらいまで復活してきてます。
情報元:SBI証券
純資産額
26,289(百万米ドル) → 1米ドル100円換算で約2.5兆円
構成銘柄数
324
指数を構成している銘柄TOP10
アップルとマイクロソフトが突出しており合計で約35%。ビザ・マスターカードなどキャッシュカード、インテル・エヌビディアなど半導体など、バランスよく構成されていると思います。
順位 | 会社名 | 比率 |
1 | アップル | 18.8% |
2 | マイクロソフト | 16.6% |
3 | ビザ | 4.3% |
4 | マスターカード | 3.8% |
5 | インテル | 3.8% |
6 | シスコシステムズ | 2.6% |
7 | アドビ | 2.2% |
8 | セールスフォース | 2.0% |
9 | エヌビディア | 1.8% |
10 | アクセンチュア | 1.7% |
情報元:バンガード(2020年3月14日調査)
セクターごとの比率
テクノロジーが約86%でメインです。その他はほぼ金融。
セクター | 比率 |
素材 | 0.0% |
消費(景気循環) | 0.0% |
金融サービス | 11.0% |
不動産 | 0.0% |
消費(ディフェンシブ) | 0.0% |
ヘルスケア | 0.0% |
公益 | 0.0% |
通信サービス | 0.3% |
エネルギー | 0.0% |
工業 | 2.6% |
テクノロジー | 86.0% |
情報元:モーニングスター(2020年3月14日調査)
標準偏差・リターン・シャープレシオの比較
過去10年で、他の主要ETFと標準偏差・シャープレシオ・トータルリターン(配当再投資前提、基準価格・外貨ベース)を比較しました。
VGTは、過去10年においてはかなり高いトータルリターンを出しています。ただセクターに偏りがある為、標準偏差が若干高めです。
価格のばらつきが大きくなる為、気持ちを穏やかにしたい人には不向きです。ただ過去10年においてはそれをも上回るリターンを出している為、調べたETFの中でシャープレシオは一番高いです。
わたしのようにIT系が好きで、最終的なリターンを求めたい人には向いているETFだと思います。
分類 | ETF | 標準偏差 | シャープレシオ | リターン |
アメリカ全体 | VTI | 13.11 | 0.92 | 12.5% |
全世界 | VT | 13.49 | 0.62 | 8.4% |
SP500 | VOO | 12.71 | 0.95 | 12.6% |
IVV | 12.70 | 0.95 | 12.6% | |
SPY | 12.67 | 0.95 | 12.5% | |
SPLG | 12.78 | 0.95 | 12.6% | |
ハイテク | QQQ | 14.95 | 1.13 | 17.7% |
VGT● | 15.86 | 1.06 | 17.5% | |
生活必需品 | VDC | 10.82 | 0.96 | 10.9% |
XLP | 10.99 | 0.94 | 10.9% | |
高配当 | VYM | 11.68 | 0.94 | 11.5% |
DVY | 11.22 | 0.97 | 11.4% | |
SDY | 11.58 | 0.95 | 11.5% | |
VIG | 11.64 | 0.96 | 11.7% |
情報元:モーニングスター(2020年3月14日調査)